介護事務と医療事務の違い

介護事務と医療事務は共に「レセプト」を扱う仕事です。「レセプト」とは、簡単に言うと介護事業所、医療機関が、利用者が受けた介護、診療について公的機関にお金を請求する書類のことです。両方とも1ヵ月単位で請求をします。

 

介護事業所、医療機関に入金されたお金は各施設の大切な資金になりますので、とても重要な役割をもつ仕事です。また双方共に各々の専門知識が不可欠ですので、どちらかが出来るのでもう一方も出来るといったような仕事ではありません。

 

介護事務の場合、このレセプトの事を正式には「介護給付費明細書」と言い、介護ケアサービスの利用料を介護サービス提供表を元に「単位」で計算し、国民健康保険団体連合会に請求をします。

 

また、要支援度、要介護度により利用数に制限があります。一方、医療事務の場合、正式には「診療報酬明細書」と言い、カルテを元に「点数」で計算し、公的機関に請求をします。請求先は保険によって変わります。

 

国民保険は県の国民健康保険団体連合会、社会保険は県社会保険診療報酬支払基金です。保険証はたびたび法の改正で変わりますし、ちょっと複雑な感じを受けますね。しかし診療利用料に上限はありません。

 

さて、他に双方に違いはあるのでしょうか?まず、明らかに違うのは働く場所ですね。介護事務をするのは、介護ケアサービスをする介護事業所や施設、地方自治体などです。医療事務は一般的な病院や診療所などです。

 

働く場所が違うと、「事務員」としての立場も違ってきますね。介護事業所では、窓口業務は主にはなりませんし、電話が鳴る回数も病院ほど多くはありません。しかし、病院では窓口業務も主として行いますし電話も多くかかりますので対応に追われます。

 

医療事務の方がより、接遇についての自覚が問われます。どちらにしても、介護、医療は「サービス業」と言われるようになった今、「事務員」というより、その施設の顔と言われても過言ではないようですね。どちらも他社とのコミュニケーション能力が求められますので、人と関わるのが好きな人の方が苦労はないですね。